地域によって違うサリーの着方
サリーの着方は地方により様々でありインド国内でも10~15以上の着方があります。現在、スタンダートとされるサリーの着方は、近年になって確立したもので、地方や、カーストによって様々な着方があります。
例えば、インド西部のグラジャート州ではグジャラティー・スタイルといわれるパラヴィを右肩から前にたらしています。 マハラシュートラ州では、9メートルのサリーが用いられ、正面で6つ取ったプリーツの中央部分を、股の間を通して、後ろのウエストに挟みます。そしてペチコートはつけていません。南インドのケララ州でも9メートルサリーがり同じように股を通して着ていますが、この場合、パラヴィで、正面を巻きなおします。この場合もペティコートは付けていません。(9mのサリーは下着が不要なのかもしれません。)カルカッタを中心としたベンガル地方では、チョンニィと呼ばれるプリーツを作らず、正面で左右に大きくターンしてはさみこみ、巻き込むようなスタイルにしています。