「もったいない」、私たちが日常何気なく使うこの言葉は、ものを大切にする気持ちや感謝の気持ちが込められた日本独特の表現です。
私たちは「もったいない」の気持ちで、自然からの恵みで作られた身の回りのものを大事に大事に使ってきました。
特に、一枚の布、一枚の着物を最後まで大切に使う工夫や仕組みが整っていた衣服は、「もったいない」の精神を具現化したリユース&リサイクルの優等生と言われていました。
私たちは「服育」を通して、昔の日本人が持っていた衣服を大切に着る「もったいない」の気持ちを、今の子どもたちにも伝えていきたいと願っています。
身近なものである衣服から「もったいない」の精神に触れることは、ものを大切にする気持ちはもちろん、そのものやものを作るために携わった人に対する感謝の心を育むことにつながるのではないかと考えます。
「服育」にできる「もったいない」には何があるのか?
まずは、そもそも「もったいない」とはというところから考えていきたいと思います。