そもそも「もったいない」という言葉。語源はご存知ですか?
小さい頃、親から「もったいない」と言われたことがあると思います。
小さい頃、親から「もったいない」と言われたことがあると思います。
「もったいない」という言葉は和製漢語で、「勿体ない」と書きます。
「勿体ない」の「勿」という字は、もともと「物」の略字で、物の本質を「無し」と否定するから「もったいない」という使われ方をしたという説があります。
「また「勿」自体に「無い」という意味があり、「もったいない」の「ない」は強調の「ない」だという説もあるようです。つまり「体なし」を強調したということですね。
いずれにしても物の本質を失うという意味を持っています。
その他にも仏教言葉だとか庶民の言葉だとか諸説入り混じっていますが、日本人の本質にあった言葉とみえて、今や誰もが知っている日本語として認知されています。
その後、転じて「不相応である」「おそれ多い」という意味を持つようになり「ありがたい」「物を活かしきれず惜しい」という意味で使われるようになりました。
次のコンテンツ、「もったいない今昔」では、「ものを活かしきる」今と昔の工夫を「衣」「食」「住」「エネルギー」の視点から見てみたいと思います。