制服と何倍も楽しく付き合う方法/高知高等学校
- 対象:
- 高知高等学校(高知県)高校1年生
- 日時:
- 2007年5月12日(土)10:00~10:40
- 目的・経緯:
- 高知高等学校が服育に取組み始めたのは2年前の2005年からです。 テレビのニュースを通じて服育を耳にされた先生が、制服の意味や意義を生徒たちに知ってもらいたいと服育講演の企画をたてられました。 初年度は全校生徒に聞かせたいとのことで全校生徒対象。二年目からは新入生を対象にお話をさせていただいています。 高校生活の初めに制服の意味や正しく着こなすことの大切さを知ってもらうことを目的としたセミナーです。
自分を伝える3つのバランス
単に制服の着こなし方をお話するのでなく、なぜ制服はきれいに着なければならないのかその理由からひもといてお話をしました。 衣服は自分の印象を左右する重要な要素です。そしてその重要な衣服を上手に着こなし自分のイメージをきちんと人に伝えるために大切なポイントとして、「TPO」「着こなし方」「カラー」の3つがあげられます。
オンタイムとオフタイムの違い
TPOの説明の中では特にオンタイムとオフタイムを取上げ、「何が違うのか」「違うのであればどういう行動をとらなければならないのか」について説明し、その上で「オンタイムの衣服はどのように着こなしたらいいのか?」「学生であれば制服はどのように着こなしたらいいのか?」についてアイテム別に着こなしポイントを説明していきました。
例えばどうしてスニーカーソックスはいけないのか?単に「違うソックスの方がいい」と説明するのでなく、社会に出る前に知っておきたいオンタイムの服装マナーという観点から説明しました。
後に分たちの制服の中に隠されているカラーメッセージについてお話しして、「TPO」「着こなし方」「カラー」それぞれのバランスを考えて着こなすことが大切なのだと
なぜオンタイムとオフタイムがあるのか、またなぜ服装マナーというものがあるのか。その理由を知ってもらった上で、自分で考えて制服を着こなせるようになって欲しいという思いでお話をさせていただきました。
先生のご感想
- とても分かりやすい内容でした。特にスカート丈の説明ではスライドに女子生徒も見入っていたように思います。 またオンタイムとオフタイムというのは大切だなと改めて感じました。制服だけでなく生活全般においてけじめがつけられなくなっている生徒が多いので、オンタイムについて改めて意識することは重用だと感じました。 今後は今日お話いただいた内容を生徒を見るポイントとして生かしていきたいと思います。また自分自身にもあてはめ、自分の服装のバランスやカラーコーディネートの工夫に服育セミナーの内容を取り入れていきたいと思いました。特に人と初めて会う時には気をつけたいですね。
松島弥生 先生(保健体育)
生徒さんのご感想
- 第一印象だけで決められるのは厳しいと思ったけど全て本当のことなので気を付けたいと思いました。人に不快感を与えないような服装を心がけます。また人間関係においての大事なことを教えていただき有難うございました。今日学んだ知識を大人になっても使っていきたいと思います。(1年生女子)
- オンタイムとオフタイムの服の着こなし方が違っていたので自分はその二つをごちゃごちゃに着こなしていたのでこれからは意識していきたいです。(1年生男子)
- 今まで服の着方というのをあまりまともに考えていなかったけど、この講演会で服の着方というものは複雑な要素が混ざり合っているのだと思った。(1年生男子)