夏休み体験教室 服育キッズスクール 親子で楽しむ 裂き織りコースター
- No.:
- 第2回 服育ラボ定期セミナー
- 日時:
- 2007年8月4日(土)
- メイン:
- 夏休み体験教室 服育キッズスクール 親子で楽しむ 裂き織りコースター
- メイン講師:
- 服育研究会 有吉直美 沼田沙代子 渋谷拓
夏休み体験教室 服育キッズスクール 親子で楽しむ 裂き織りコースター講師:服育研究会 有吉直美 沼田沙代子 渋谷拓
裂き織りにチャレンジ!
裂き織り(さきおり)とは、細長く裂いた古い布地を横糸に、木綿糸などを縦糸にして織った厚手の織物のことです。布地が貴重だった時代には、古くなった着物を捨てずに裂き織りにして最後まで大切に着たそうです。一着の着物を最後まで大切に大切に着た昔の人の知恵ですね。
今回服育キッズスクールでは、自分で作ることのできる簡単裂き織り機を使って、コースター作りにチャレンジしました。
織り機と裂き布を準備します
織り機になるのはなんとダンボールです。
あらかじめ切れ込みの入ったダンボールに、縦糸となるたこ糸をはっていきます。ゆるみのないようピンと張れたら、ここに割りばしを二本通して、半分に折ったハガキをはさめば織り機の完成です!
織り機の準備ができたら、次は裂き布の準備です。
みんなが持ってきてくれたもう着ない服(なぜだかそのほとんどがお父さんのシャツでした)を、細長い布になるよう裂いていきます。手だけでは裂けないのでハサミで切れ込みを入れながら裂きます。ちょっと力が要るので女の子には大変そうでしたが、みんな上手に細長~い裂き布を準備できましたよ。
裂き布を組み合わせて織っていきます
準備が整ったところでいよいよ織りのスタートです。
初めの三段だけは縦糸に使ったたこ糸で織ります。これはコースターにした時にはしがほつれるのを防ぐためです。
続いて先ほど裂いた布を織り機に通します。布を通して割りばしの棒を入れ替える(縦糸の上下が入れ替わります)を繰り返して織り上げていくのですが、何段か織るとなれてきたのかみんな夢中になって織っていました。中には座ってられないと立ち上がったまま織り進める子もいたくらいでしたよ。
他の子が持ってきた布と自分の布を交換していろんな色の布を交換しながらそれぞれにとっても素敵な色の織物が出来上がっていく様子はとっても楽しそうでしたね。
完成!
コースターにするのにちょうどいい長さまで織り上げたら、最初と同じようにまた三段ほどたこ糸で編み、織りは終了です。
はしがほつれないようボンドで最初と最後だけとめて、かわいたら縦糸を切って結んでいきます。
ここまで順調だった子も、このはしを結ぶ作業が以外に難しかったようでどのこも小さな手を一生懸命使いながら糸を結んで房を作っていました。
そしてついに「完成」!
どうです、どの子もとっても上手にできたでしょ。
このコースター使ってお茶を飲むという子から、夏休みの宿題にするって子や、おじいちゃんにあげるっていう子までいろいろいましたが、みんな3時間で織り上げた自分だけのオリジナルコースターに大満足の様子でした。
参加者のご感想
- 難しかったけど楽しかったです。作ったコースターはおじいちゃんにあげたいです。(三年生女子)
- 編むとこが難しかったけど楽しかったです。思ったよりも難しかったけど最後までできました。(五年生女子)
- ちょっと失敗したり絡まったりしたけど、上手くできました。学校の宿題にしたいと思います。(三年生男子)