"繋がり" 古着リサイクル 　~震災を超えて、ピープル20年の人との繋がり~

No.：

2012年　愛知服育発表会

日時：

2012年7月6日（金）

メイン：

"繋がり" 古着リサイクル 　~震災を超えて、ピープル20年の人との繋がり~

メイン講師：

NPO法人ザ・ピープル　理事長　吉田恵美子

サブ1：

服育について 　~衣服のコミュニケーション力~

サブ1講師：

服育コーディネーター　有吉直美

サブ2：

カーボンフットプリントの可能性

サブ2：

株式会社チクマ　SORA編集室　中村尚弘

展示：

CPF表示のつけられた スクルーユニフォーム展示、MOTTAINAI SCHOOLに取り組む 小学校制服、広がりつつある小学校制服

会場：

ウインクあいち10F 1001

主催：

愛知服育研究会

後援：

愛知県教育委員会、名古屋市教育委員会

協力：

株式会社チクマ

"繋がり" 古着リサイクル 　~震災を超えて、ピープル20年の人との繋がり~講師：NPO法人ザ・ピープル　理事長　吉田恵美子

吉田氏は福島県いわき市において、20年以上にわたり古着のリサイクル活動に関わってこられました。

みんなが「もったいない」と感じていた衣服をごみにしない活動は、20年の活動の中で地域と密接に関わりながら発展 してきました。

回収された古着の一部を地域の障がい者施設と協力してウェスにし販売したり、学生のボランティアの受け入れや若者 と協同してのイベント開催、また行政と企業との橋渡しになったりと、地域の中で多様な役割を果たしてきました。

いわき市で始まったピープルの活動は、次第に福島県内全域へと広がっていき、全国からも注目を集めるようになってきたその時に起こったのが、2011年3月11日の東日本大震災でした。

ピープルは「まちづくりの推進をはかる活動」や「社会教育の増進を図る活動」などとともに「災害救援活動」も行う NPO法人として登録していたこともあり、被災された方々への当面の衣服の供給など支援活動を行ってきました。

その後も時の経過とともに変化していく現場の要求や問題点に向き合い、いわき市へ避難してきておられる被災者と地域 の人々との橋渡しになりたいと活動をされてきました。

今春からはこれまでの扱ってきた古着にもつながる「いわきオーガニックコットン」プロジェクトを立ち上げられ、 オーガニックコットンの栽培を、原発の影響で作物を作ることができない田畑を借りて取り組んでおられます。

このプロジェクトには地域の人々はもちろん、バスツアーを組んで東京などからも多くのボランティアが参加し、新しい 人と人のつながりができてきています。

講師のご紹介

服育について 　~衣服のコミュニケーション力講師：服育コーディネーター　有吉直美

「健康」「安全」「文化」や「国際性」など様々な観点を持つ服育の中で、特に「社会性」と「環境」について活動内容について学校での事例を紹介しながらご説明しました。

子ども達の発達段階に応じた服育の取り組みが、服を大切にし、人との繋がりを大切にするこころの育みにもつながっていくのではないでしょうか。

カーボンフットプリントの可能性講師：株式会社チクマ　SORA編集室　中村尚弘

学校制服でのカーボンフットプリント（CFP）の取り組みについて説明いたしました。

CFPとは「炭素の足跡」のことで、どれだけCO2が排出されたかを見える化したものです。

原料の調達段階から生産、流通、使用・維持・管理、そして廃棄・リサイクルまでの様々な段階でどれだけCO2が排出されているかを算定し、CFPとして商品に表示します。

CFPは見える化されたもののライフサイクルを知るきっかけになるだけでなく、環境負荷の減らす化を考えるきっかけにもなるものです。

展示風景

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