夏休み体験教室 服育キッズスクール 親子で楽しむ裂き織コースター2009
- No.:
- 第10回 服育ラボ定期セミナー
- 日時:
- 2009年8月3日(土)
- メイン:
- 夏休み体験教室 服育キッズスクール 親子で楽しむ裂き織コースター2009
- メイン講師:
- 服育研究会 有吉直美 沼田沙代子 吉田大介
夏休み体験教室 服育キッズスクール 親子で楽しむ裂き織コースター2009講師:服育研究会 有吉直美 沼田沙代子 吉田大介
私たちの服はどれくらいゴミになっているの?
今年も服育キッズスクールの季節がやってまいりました。
毎年いろんな子が参加してくれるのですが、今年は男の子、女の子、そして低学年の子も参加して、5名の子どもたちが裂き織りにチャレンジしてくれました。
まずみんなに「いらなくなった服はどうしてますか?」と聞いてみたところ、「兄弟にあげる」という子もいれば、「捨てちゃう」という子もいていろいろでしたが、さて、日本全体ではどうでしょうか?
全体では約9割の服がゴミとして処分されていると聞いて、どの子もちょっとびっくりしたようでした。
ではその服をゴミにしないためにはどうしたらいいのか?その一つのアイデアとして、今回は裂き織りを紹介しました。
裂き織りは細長く裂いた古い布地を横糸に、木綿糸などを縦糸にして織った厚手の織物のことで、布地が貴重だった時代に最後まで大切に布を使うための工夫です。
今回は自分たちのもう着ない服を使って、裂き織りコースター作りに挑戦しました。
「裂いて、織って」慣れれば簡単です!
まずは縦糸張りです。織り機となるダンボールの台にたこ糸の縦糸をピンと張っていきます。
続いて裂き布作りです。思いっきりよくびりびりと布を裂くのは子どもたちにとってとても楽しいようで、中にはたくさん裂きすぎてしまう子もいるくらいでした。
織り機と横糸(裂き布)の準備が整ったら、いよいよコースター織りに入ります。
手順を聞くその様子はどの子も真剣そのもの!初めは難しそうにしていた子もあっというまに上手になって、どんどん織り進んでいきました。
色替えを積極的にする子もいれば計画的に進める子もいて、みんなそれぞれに工夫して作っているようでした。
自分だけの裂き織りコースター完成!
最後ははしの始末です。はしの縦糸を結んで房にするのですが、細かい作業なのでやはりここが一番難しいようです。
それでもみんなお母さんの力もかりながら、なんとか完成!
個性溢れる素敵なコースターが5枚出来上がりました。
もう捨てるしかなかった服たちの生まれ変わった様子にどの子も満足そうで、「家族のぶんも作ってあげる」なんて子もいました。
織り機の台はみんなにプレゼントです。ぜひ家でも裂き織りにチャレンジしてみてくださいね。
参加者のご感想
- やぶるのが難しかったけど楽しかった。織っていくのも難しかったけど慣れてきたらかんたんになりました。色づけもきれいにしようと思ってお花模様をいっぱいつけました。最後は難しかった。こんなに難しいのはびっくりした。でも一番最後きれいにできて嬉しかったです。(小学二年生 女子)
- 初めてだったので難しかったです。服からコースターが出来るのはすごいと思います。時間がかかったけど楽しかったです。家でもやろうと思います。(小学六年生 女子)
- 服の形をしたものから別の作品を作る今までにない体験をさせていただきました。ねばりづよく最後まで完成するがんばりも見れ、親として有難い一日でした。有難うございました。(保護者)