- 2008年2月8日(金)配信
皆さんこんにちは。企画スタッフの有吉です。
昨日、京都で繊維リサイクルに関する研究会の勉強会に出席してまいりました。
昨日のテーマは最近注目を集めている「LCA(ライフ・サイクル・アセスメント)」でした。
環境についてもいろんな製品やいろんな取組みが広がる中、いったいどれが一番環境負荷が少なく地球に優しいのか、なかなか比較するのは容易ではありません。
その比較の一つの方法として出てきているのがLCAで、簡単に言えば製品の「ゆりかごから墓場までを評価するシステム」です。
製品が製造→使用→再利用or廃棄される過程の中で、どれだけ化石燃料を使用するかであるとか、どれだけCO2を排出するかなどについてすべて調べてその数字データを積み重ねていく手法です。
数字データですから明確に比較できるのが特徴ですが、やはりその算出方法やデータの取り方などまだまだ問題点は多いようでした。
LCAはまだまだ発展途上のようでしたが、私たち消費者がきちんと「比較検討して選ぶことのできる」システムのひとつとして早く分かり易い方法で提示されるようになればいいなと感じました。
繊維のリサイクルやそのLCAに関わっておられる方々はみんなとても一生懸命取り組んでおられました。
この一つ一つの取組みや提案が、私たちみんなが安心して暮らせる社会の実現を手助けしているんだとひしひし感じた一日でした。