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お知らせ

裁判の場でも『ネクタイ』

皆様こんにちは。企画スタッフの有吉です。
先日毎日新聞にちょっと面白い記事が載っていました。
「被告に付けネクタイ」と見出しのつけられたその記事の中で取り合えられていたのは、裁判に被告の服装です。
普通私たちが目にする(といってもほとんどはイラストですが)裁判中の被告の服装といえば、ジャージのような服にサンダル履きですよね。
実はこの服装にはちゃんと訳があります。
ベルトのないゴムのズボンにネクタイのできない上衣なのは、ベルトやネクタイを自殺や他人への武器に使わないように、靴を履いていないのは、サンダルだと脱げ易いので逃走しにくくするためです。
しかし今この服装が、二年後の裁判員制度導入を前に物議をかもしているらしいのです。
一般市民が参加する裁判員制度では、被告がラフな服装のままでは不利益をこうむる恐れがあるのではないかと日弁連や大阪弁護士会が主張しているのだそうです。
確かに裁判というオフィシャルな場で、裁判官も弁護士も検察官もそれぞれの立場にあったオフィシャルな服装をしているのに、被告だけが超ラフな格好ではやっぱり印象はよくないですよね。
対応策としてネクタイ付きシャツやベルト付きズボンを貸与して裁判を受けさせる案が浮上しているのだそうです。
もしかして二年後には、あのニュースで見かけるイラストの様子が変わっているかもしれませんね。
たかが服装、されど服装。やっぱり衣服の与える印象って重要なんですね。

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