- 2007年1月17日(水)配信
こんにちは、企画スタッフの有吉です。
昨日の夜ぼんやりと筑紫哲也さんのやっているニュースを見ていたら、とっても興味深い特集を放送していました。
地球環境スペシャル「地球破壊」という環境に関する特集で、アメリカのゴア前副大統領が出演されて30分の拡大枠で放送されていました。
最近になるまで私は知らなかったのですが、彼はとても環境問題に対して造詣の深い人物のようで、これまでに環境問題に関する講演も少なくともなんと1000回は行ってきたのだとか。また彼の近著でありドキュメンタリー映画でもある「不都合な真実」はとっても評判が高いそうです。
その彼が出演した昨日の特集では、地球上に起こっているほんとうに様々の環境変化(温暖化、氷河の融解、集中豪雨、絶滅に向かう生物など)を世界中からレポートしていました。
その映像はとてもショッキングで、知っていたものもたくさんあったにもかかわらず、いたるところで起こっている破壊という変化に改めて驚き、テレビに釘付けになってしまいました。
ただ、このような環境の変化はとてもグローバルで、それにひきかえ私たちのできること(省エネ、節水、ゴミ削減など)は小さなことに感じてしまいがちですよね。
「自分ひとりが頑張っても・・・」「これっぽっちのことで・・・」と誰もが感じたことがあると思います。
しかしそんな私たちに対してゴア前副大統領は、「いきなり走ろうとしないでください。まずは歩き始めましょう!」と語りかけていました。
わたしももちろん家ではゴミをなるべく出さないように料理したり、お風呂の水を洗濯に使ったり、エコバッグを持ちあるいたり、なるべく車でなく自転車を使ったりとそれなりのエコ活動は行っていました。
でもやっぱり心の中では「でもこれってただの自己満足にしかならないんじゃないかな」と感じることもありました。
ゴア前副大統領のことばは、そんな私の心にとっても響きました。
小さなことにも意味があります。ひとつひとつは小さくともそれにたくさんの人が取組み、環境をより意識する人が増えていけば、経済活動を含んだ私たち人間の活動のあらゆるものがエコというベクトルを持つようになるのです。
口先だけでなく、まずは行動に移すことが次のステップへ進むためにも絶対必要なんですよね。
服育の中でも環境は大きなテーマです。
めまぐるしく変わるトレンドで、毎年服の流行は変化し、そのたびに私たちの消費意欲は喚起されます。
しかし私たち消費者がもっと「長く着れるもの」を求めるようになれば、このファッションの大量生産・大量消費の図式は変わってくるのではないでしょうか。
そんなムーブメントを起こせる消費者を育てていくお手伝いを、服育でもしていきたいと感じました。
ちょっと固い書き込みになってしまいましたが、「まずは、歩くことから!」みんなで始めましょう!
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