- 2010年7月7日(水)配信
皆さんこんにちは。企画スタッフの有吉です。
今日は七夕ですね~。
七夕(たなばた)ってもともと、乙女が神様を迎えて秋の豊作を祈るために着物を織って棚に備えていた「棚機(たなばた)」に由来するものだって知ってました?
この棚機が仏教の伝来とともに、お盆の準備をする7月7日に行われるようになり、七夕(たなばた)と呼ばれるようになったのだとか。
つまり七夕ってロマンチックなだけでなく、服(布)とも大いに関係のある日だったんですね。
さて、そんな7月7日の日本経済新聞朝刊に、「みんなのエコ意識」に関する記事が掲載されていました。
最近はスーパーに行っても、いろいろな形でエコをアピールした商品を目にすることが多くなりましたが、果たしてエコ商品を進んで購入している人はどれくらいいるのでしょうか?
エコ商品の購入傾向を見てみると、「関心があり買うようにしている」26.2%、「関心はないが買うことはある」19.0%、「関心はあるが買ってるわけではない」47.0%、「関心はなく買うこともない」7.8%だそうです。
一番多い「関心はあるが買っているわけではない」と答えた人の中で、57%の人が理由として「割高感があるから」、18%の人が「自然や社会のために役立つ実感がない」をあげているようです。
値段の部分は当然としても、やっぱり「実感」を求めている人が結構いるんだなと感じました。
「環境にいい」と頭で分かっているのと、実際に手に持った時に違いを実感できたり、仕組みや取り組みに参加する意識・満足感を感じることができるようなものはやっぱり違うんですよね。
まわりに“エコ”を売り物にするものが増えたからこそ、その中身がより重要になってきているのかもしれません。
ちょっと違うかもしれませんが、ボランティア活動に参加する若者が増えてきているのもこの実感や満足感を求めている部分と重なっているのかなと思いました。
ネットや携帯で人とつながり情報を得るような時代だからこそ、自分でしっかりと感じることができる何かをみんな求めているのかもしれませね。
エコがもっともっと普通になって、もっともっと当たり前のように生活の中に入っているためにも、知識やきれいごとだけでない、リアルな何かが必要になってくるのでしょうね。
服の“リアル”なエコとは何なのか、私たちも改めて考えていかなければならないと感じました。
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