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お知らせ

第12回服育ラボ定期セミナー 速レポ!

皆さんこんにちは。企画スタッフの有吉です。
第12回の服育ラボ定期セミナーが無事終了しました。
学年末の卒業・入試などなどでお忙しい中ご参加いただいた先生方有難うございました。
今回はTPOについて見つめ直してみたいということで、ビスポークテーラーとしてご活躍されている柳瀬先生をお招きしてセミナー開催いたしました。
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↑柳瀬先生。いろいろな経験をされていてお話もほんと面白いです。
学生のころからオーダー服作りに凝られていた柳瀬先生は繊維専門商社に就職されます。
人事に配属されたのだそうですが、社内ベンチャーとして今のお店に繋がるオーダー服店“マッセアトゥーラ”を立ち上げられ、その後独立されました。
お話の中では服作りのお話はもちろん、普段中々比較することのできないナポリとフィレンツェと日本のスーツの違いなどについて教えてくださいませいた。
どんなにそれが高級品でもその服が持っている個性を知らずに着てしまうと恥をかくことになる。日本人はお金でその価値をはかりがちだがそうではない、という話には自分を振り返ってみても確かにそうかもと感じてしまいました。
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↑熱心に聞き入られる先生方。
服の持つTPOや人事での経験(採用面接)、そして様々な業種のお客様と接せられる中で聞かれたTPOにまつわる話には、知っているようで知らなかったことや、改めて気がつかされる話もたくさんあったようでどの先生方も熱心に聞かれているようでした。
TPOについては普段から生徒指導や家庭科授業の中で触れられること多いと思うのですが、ついついそのTPOをルールとして押し付けがちになります。
でもTPOというのは単なるルールではなく、人に嫌な気持ちを抱かせないための、人とうまくコミュニケーションとっていくためのマナーなのです。
何のために服を着るのか、自己満足なのか、相手への思い遣りも入れて着るのかによってその選び方、着方は全く違ってきます。
「規律を守った中での自由」でなければいけないのです。“個性”とはそういった中で始めて生まれてくるものなのです。
ルールよりもマナーを教えていくことが大切なのではと柳瀬先生は結ばれていました。
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↑タイプの違うスーツを紹介される柳瀬先生。
さて、続いてはサブセミナーです。
今回はちょっと楽しみながら服が与える印象について考えるセミナーを行いました。
私たちの仲間に協力してもらいちょっと怖い感じの服、まじめな感じの服、楽しそうな感じの服の3パターンを着てきてもらいました。
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↑それぞれ違うコンセプトを持ったコーディネートの3人
先生方にそれぞれの印象を聞いてまわったのですが、いろいろな表現の仕方はありましたがけっこうその印象は伝わっているようで「怖そう」「きちんとしてそう」「自由そう」などの感想が出てきました。
でやっぱりその印象を作っていたのは服なんですよね。
今回は分かりやすいコーディネートで実践しましたが、これを制服のいろいろな着こなし方(着崩し方)でやってみても、自分たちの着こなしを客観的に見るきっかけになるので面白いのではないかと思いますね。
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↑それぞれのコーディネートのコンセプトを発表
TPOについてはこれまでもいろいろな形で取り上げ説明させていただいてまいりましたが、今回のセミナーは参加された先生方の中でまたそのTPOをひとつ深めることができたのではないかと思います。
これからも新しい視点を採り入れながら、本当に大切なことは何なのか服育として考え続けていきたいと思います。