- 2008年8月13日(水)配信
皆さん、こんにちは。企画スタッフの有吉です。
毎日暑いですが、皆さんいかがお過ごしでしょうか?
実は私も暑いところにいるのですが、日本ではありません。実は今、大洋州はフィジーに来ているんです!といってもバカンスではなくって、お仕事なんですけどね。
どうして大洋州かっていうと、私たちも5年近く服育の観点から環境教育の取組みのお手伝いをしている、兵庫県西宮市のNPO法人こども環境活動支援協会(通称LEAF)http://leaf.or.jp//がこの秋JICAの海外への人材研修事業の委託を受けることになりました。
今回はその研修のためのリサーチ団の一員として大洋州に来ています。
NPO事務局長を隊長に、JICAの職員の方、新聞社の方と4名で大洋州の3国(フィジー、サモア、トンガ)の国々をこれから二週間かけて回る予定です。
昨日の早朝フィジーについて、今日から本格的に環境局や廃棄物処理現場の見学、地元で活動するNGOや国際機関との会合など盛りだくさんの内容でリサーチ活動を進める予定です。
でももちろんせっかく来たのですから大洋州の国々の“服”事情もレポートしていきたいと思います。
フィジーの国際空港ナンディに着き、首都スバへ車で3時間かけて移動したのですが、ちょうど学校の登校時間と重なったのでたくさんの学生達とすれ違いました。
フィジーの学生達も全員制服は着ていたのですが、びっくりしたのはそのバリエーションの広さ!
白やストライプのワンピース姿の清楚な女子学生がいるかと思ったら紫や思いっきりピンクのワンピーススタイルの制服もありましたし、短パン姿の小学生の男の子に混じって民族衣装のスル(男性の腰巻スタイル、膝丈のパレオみたいな感じです)を身にまとった男子もたくさんいました。
学校で違うのはもちろん、学年(?)でも違うようでひとつの学校の建物にもいろいろな制服が混じっているようでした。
制服があるのは日本と同じですが、そのスタイル、そして何よりもその色彩におどろきましたね。
↑フィジーの首都スバにて。彼らの制服は結構おとなしめですね。
南国で見る男性スルは、見た目にも涼しそうでいいですね。
それと今日訪問した場所については少しレポートしますね。
今日はフィジー国の環境局と財務省、それとEUの協力で作られた廃棄物処分場“ナンボロ処分場”に行ってきました。
処分場といっても日本のような焼却場ではなく、集めてきた一般廃棄物ゴミをうず高く積み上げているだけです。生ゴミはもちろん、プラスチックゴミや服も一緒くたに捨てられて土で覆うというシンプルなゴミ捨て場からは匂いはもちろん、真っ黒な浸出液も出て、さらにそこからはメタンガスが・・・。
昔の日本もこんな感じだったのかもしれませんが、すぐそこにフィジーが世界に誇るきれいな海があるのに、と思うのとかなしくなってきました。
彼らのために私たちがどんな協力ができるのか、フィジーのことを知れば知るほど難しい思いがしますが考えていきたいと思います。
↑ナンボロ処分場の様子。匂いはもちろん黒いぶくぶくした浸出水
(ゴミから出る液体)にはびっくりです。
それではまたレポートさせていただきますね。